PS3の躍進
2010年 11月 14日
先日PS3を購入したが、どうやらやっと世間の認知を受けつつある。
ブルーレイ実装で高スペック、故にコンシューマ機としては異例の高価格。
ライトユーザー層には総スカンだったPS3の船出は極めて困難だった。
ソフトの充実とtorneの活躍でどうやら時代はPS3に追いついたようだ。
最近、私はAppleやMacやiPhoneのことばかり話したり書いたりしてるので影を潜めているが、そもそもはソニーフリークである。
初代PSこそ父のお下がりだったが、PS2は予約して発売日当日に手に入れる程の入れ込みようだった。
初期ロット不良がマスコミ等で取り沙汰され、ご多聞に漏れず私のPS2も早い段階でソニークリニック行きとなった。
そんな苦い経験を経てのPSPは初期ロットこそ避けたが、購入したのはまだPSP-1000が巷で持て囃されていた頃。
PS2にはもう長いこと電源を入れていないが、PSPは未だに現役バリバリのモンハン専用機となっている。
セガがドリームキャストの不振でハード機の開発から撤退。
任天堂も、ニンテンドー64やニンテンドーゲームキューブ等、積極的にハード機を製造するがスーパーファミコン以来のヒットには恵まれなかった。
当時家庭用ゲーム機を牽引していたのは紛れもなくソニーだった。
プレイステーションで確固たる地位を築き、続け様にPS2を世に送りDVDという新しいメディアを時代の寵児ならしめた。
ビデオ録再機ではVHSの後塵を拝し、圧倒的な完敗だったことを鑑みれば、光学メディアにこだわったソニーの大勝利である。
初代プレイステーションとの互換も可能にし向かうところ敵無しだった。
携帯ゲーム機でも任天堂のゲームボーイ独占状態だった当時、鳴り物入りのPSPは確実にその世界に風穴を開けた。
そして誰もが待ち望んだ次世代プレイステーション。
PS3。
もちろん私も待ち望んでいた。
その発表には固唾を飲んだ。
ソニーがこだわってきた光学メディア、それをソニー自身が開発した。
ブルーレイディスクだ。
当時はまだまだ高価で、その入手は一般家庭には困難だった。
時代はDVD全盛で安定した供給ゆえにハードもソフトも価格も下がり、一般家庭に普及し、ビデオテープで映像を見ることも稀になった。
そのため、世間はブルーレイの購買には消極的だった。
PS2で世間に広まったDVDは皮肉にもブルーレイの、ソニーの首を締める結果となったのだ。
そこで発売されたPS3。
ブルーレイを実装し、これまでとは比較にならないCPUやメモリを搭載、メモリーカード等でまかなってきた記憶メディアを捨て、ハードディスクを採用。
もはやパソコン並みの馬力を持ったゲーム機の登場だった。
自然、その価格は高価を極めた。
これまで3万円前後で発表、発売された家庭用ゲーム機では考えられない高額商品となってしまった。
加えて世間は不況の真っ只中。
かくしてPS3は発売当初惨憺たる結果を残すことになる。
時を同じくして発売された任天堂Wiiは価格帯はもちろん、その遊びやすさやモーションコントローラーの目新しさ、携帯ゲーム機ニンテンドーDSの後押しもあり着実に売り上げを伸ばした。
ファミコンで一時代を築き上げた任天堂の華麗なる復権。
ゲーム機史上におけるPSの時代は終焉かに思えたが、どうやらすんでのとこで息を吹き返したようだ。
ブルーレイも世に広まり始め、徐々にDVDから移行しつつあるように思える。
もちろん世間一般的にはまだまだDVDだろうが、パソコンやテレビには実装され、そのメディアの容量の多さを如何なく発揮し始めているではないか。
そしてどうやら一般家庭にブルーレイの導入を推し進めているのはPS3のようだ。
FF13やMGSなどのキラーソフトの登場でゲームソフトの充実もさることながら、映画などのソフトも着実に増えている。
現状はDVDとBDの両方を一つにまとめ販売したりしている。
ブルーレイが一般化するのもそう遠い未来では無さそうだ。
そして何より現在PS3の売上に貢献しているのはtorneだ。
PS3はブルーレイ再生専用機なので、BDそのものへの録画は不可能だ。
しかし、HDDを搭載してる。
最近マイナーチェンジされたPS3のHDDは320GB。
これはゲームのセーブデータを保存しておくには補って余りある容量だ。
ここからもPS3がただの家庭用ゲーム機ではなく、家庭内マルチメディア化のプラットフォームとして位置づけようとしていることが読みとれる。
torneは現在、地上波のデジタル放送のみ受信出来るが将来的にはCSやBSも録画出来ることになるだろう。
PS3は未だ開拓の余地のあるゲーム機だ。
本体もアップデートを重ねればいつだって最新の状態をキープ出来る。
もはやゲーム機とは言い難く、マルチメディアステーションとしての役割を果たし始めている。
ソニーはGoogle TVにも参入を開始した。
AndroidとPS3がどこまで親和出来るかわからないが、Google TVを買わずともGoogleの各種サービスをPS3で享受出来る日も近いのではないだろうか。
AppleのMacBook Airが今までのMacのノートブックとしては異例の安値で販売されたことを考えると、マルチメディアステーションの競争は益々激化するだろうが、開発が進み、より安価で提供されるならば消費者としてこれほど喜ばしい事はない。
厳密に言えば両者の出来ることは違うので、棲み分けた上での競争となるだろう。
楽しい未来がもうすぐそこに来ているのは間違いない。
ブルーレイ実装で高スペック、故にコンシューマ機としては異例の高価格。
ライトユーザー層には総スカンだったPS3の船出は極めて困難だった。
ソフトの充実とtorneの活躍でどうやら時代はPS3に追いついたようだ。
最近、私はAppleやMacやiPhoneのことばかり話したり書いたりしてるので影を潜めているが、そもそもはソニーフリークである。
初代PSこそ父のお下がりだったが、PS2は予約して発売日当日に手に入れる程の入れ込みようだった。
初期ロット不良がマスコミ等で取り沙汰され、ご多聞に漏れず私のPS2も早い段階でソニークリニック行きとなった。
そんな苦い経験を経てのPSPは初期ロットこそ避けたが、購入したのはまだPSP-1000が巷で持て囃されていた頃。
PS2にはもう長いこと電源を入れていないが、PSPは未だに現役バリバリのモンハン専用機となっている。
セガがドリームキャストの不振でハード機の開発から撤退。
任天堂も、ニンテンドー64やニンテンドーゲームキューブ等、積極的にハード機を製造するがスーパーファミコン以来のヒットには恵まれなかった。
当時家庭用ゲーム機を牽引していたのは紛れもなくソニーだった。
プレイステーションで確固たる地位を築き、続け様にPS2を世に送りDVDという新しいメディアを時代の寵児ならしめた。
ビデオ録再機ではVHSの後塵を拝し、圧倒的な完敗だったことを鑑みれば、光学メディアにこだわったソニーの大勝利である。
初代プレイステーションとの互換も可能にし向かうところ敵無しだった。
携帯ゲーム機でも任天堂のゲームボーイ独占状態だった当時、鳴り物入りのPSPは確実にその世界に風穴を開けた。
そして誰もが待ち望んだ次世代プレイステーション。
PS3。
もちろん私も待ち望んでいた。
その発表には固唾を飲んだ。
ソニーがこだわってきた光学メディア、それをソニー自身が開発した。
ブルーレイディスクだ。
当時はまだまだ高価で、その入手は一般家庭には困難だった。
時代はDVD全盛で安定した供給ゆえにハードもソフトも価格も下がり、一般家庭に普及し、ビデオテープで映像を見ることも稀になった。
そのため、世間はブルーレイの購買には消極的だった。
PS2で世間に広まったDVDは皮肉にもブルーレイの、ソニーの首を締める結果となったのだ。
そこで発売されたPS3。
ブルーレイを実装し、これまでとは比較にならないCPUやメモリを搭載、メモリーカード等でまかなってきた記憶メディアを捨て、ハードディスクを採用。
もはやパソコン並みの馬力を持ったゲーム機の登場だった。
自然、その価格は高価を極めた。
これまで3万円前後で発表、発売された家庭用ゲーム機では考えられない高額商品となってしまった。
加えて世間は不況の真っ只中。
かくしてPS3は発売当初惨憺たる結果を残すことになる。
時を同じくして発売された任天堂Wiiは価格帯はもちろん、その遊びやすさやモーションコントローラーの目新しさ、携帯ゲーム機ニンテンドーDSの後押しもあり着実に売り上げを伸ばした。
ファミコンで一時代を築き上げた任天堂の華麗なる復権。
ゲーム機史上におけるPSの時代は終焉かに思えたが、どうやらすんでのとこで息を吹き返したようだ。
ブルーレイも世に広まり始め、徐々にDVDから移行しつつあるように思える。
もちろん世間一般的にはまだまだDVDだろうが、パソコンやテレビには実装され、そのメディアの容量の多さを如何なく発揮し始めているではないか。
そしてどうやら一般家庭にブルーレイの導入を推し進めているのはPS3のようだ。
FF13やMGSなどのキラーソフトの登場でゲームソフトの充実もさることながら、映画などのソフトも着実に増えている。
現状はDVDとBDの両方を一つにまとめ販売したりしている。
ブルーレイが一般化するのもそう遠い未来では無さそうだ。
そして何より現在PS3の売上に貢献しているのはtorneだ。
PS3はブルーレイ再生専用機なので、BDそのものへの録画は不可能だ。
しかし、HDDを搭載してる。
最近マイナーチェンジされたPS3のHDDは320GB。
これはゲームのセーブデータを保存しておくには補って余りある容量だ。
ここからもPS3がただの家庭用ゲーム機ではなく、家庭内マルチメディア化のプラットフォームとして位置づけようとしていることが読みとれる。
torneは現在、地上波のデジタル放送のみ受信出来るが将来的にはCSやBSも録画出来ることになるだろう。
PS3は未だ開拓の余地のあるゲーム機だ。
本体もアップデートを重ねればいつだって最新の状態をキープ出来る。
もはやゲーム機とは言い難く、マルチメディアステーションとしての役割を果たし始めている。
ソニーはGoogle TVにも参入を開始した。
AndroidとPS3がどこまで親和出来るかわからないが、Google TVを買わずともGoogleの各種サービスをPS3で享受出来る日も近いのではないだろうか。
AppleのMacBook Airが今までのMacのノートブックとしては異例の安値で販売されたことを考えると、マルチメディアステーションの競争は益々激化するだろうが、開発が進み、より安価で提供されるならば消費者としてこれほど喜ばしい事はない。
厳密に言えば両者の出来ることは違うので、棲み分けた上での競争となるだろう。
楽しい未来がもうすぐそこに来ているのは間違いない。
by sin1_s
| 2010-11-14 14:22
| Hitorigoto