祥野獣一の日々の記録


by show_no_11
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【観劇】「爾女の社 再来」 劇団レッドフェイス

★★★☆☆

団体名:劇団レッドフェイス
観劇日:1/26 15:00
場所:日暮里d-倉庫


盟友『今若孝浩』が客演。
連日、大入り満員ということで追加公演。
ご招待していただけるということで、馳せ参じた。

開演前、舞台上の大道具や飾りなど眺めお金かかってるなぁと感じる。

物語は一人の少女を通して描かれる吉原炎上までの新解釈フィクション絵巻。

試みとして男バージョンと女バージョンがある。
登場人物は全て女性という設定。
つまり二人一役でステージ毎に女性を男が演じたり、女が演じたりするというもの。

観た回はシャッフルバージョンだった。
ある役だけ両方一緒に登場するという変則技。

その試みは楽しかったし、女性を演じる男役者に女役者が負けていないというところには好感が持てた。

ただ、どうしても感情移入できる作品ではなかった。

主役が周りのボケにツッコミを入れるという形があまりにも形式化されすぎていて、TVのバラエティコントを見せられているという感が拭えない。
だったらTVを観ていればいいわけで何も劇場に足を運ぶ必要はない。

台本の問題なのか演出の問題なのかわからないが、脇役の物語を大事にしすぎてて、本来の主役の物語が浮き彫りにされなかったように思う。

最終的にその主役の少女(男。ってかおっさん(笑))が郭に火を放ち、結果的に吉原炎上に繋がるのだが、少女が火を放つ動機の部分が物語の中で描かれなさすぎていて、突然のように思えてならない。
さらにきっかけが幽霊というところも何だか都合が良すぎてリアリティに欠けた。

出演していた役者陣は達者だったし、アイデア自体は面白いのに、小劇場の形骸化された部分ばかりが目立ち、やや時代錯誤なのではないかと思う。

作品の中にもう少し客をあっと言わせるような「仕掛け」のようなものがあってもよかったのではないだろうか?

役者のうまさや座組の一体感で乗り切ったように思えてならない作品だった。




今若殿、お疲れ様でした!
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by sin1_s | 2010-01-27 15:36 | Stage Room